ブログやWebサイトを始めるときに、考えておきたいのが「独自ドメイン」です。
独自ドメインとは、自分で名前を決めて取得するオリジナルのURLです。このサイトでいえば、「lynroad.com」の部分が独自ドメインです。
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独自ドメインを利用するには、「お名前.com」などのドメイン管理会社へ申し込み、インターネット上で使えるドメインとして正式に登録してもらう必要があります。
無料ブログでも記事は公開できます。Bloggerのように、独自ドメインがなくてもGoogle AdSenseを利用できるサービスもあります。
そのため、すべての収益化方法で独自ドメインが絶対に必要というわけではありません。
しかし、自分のブログやWebメディアを長く育て、アフィリエイトやAdSenseで収益化したいなら、独自ドメインは実質的に必須と考えてよいでしょう。
この記事では、独自ドメインの仕組み、無料ブログとの違い、取得するメリット、安全に管理するために必要な機能を分かりやすく解説します。
独自ドメインとは
独自ドメインとは、自分で名前を決めて取得する、Webサイト専用の住所です。
たとえば、次のURLでは「example.com」が独自ドメインです。
Example Domainリンク先を開くhttps://example.com/「example」の部分には、ブログ名、会社名、屋号、サービス名などを使えます。
「.com」「.jp」「.net」など、最後の部分(TLD)も取得できる種類の中から選びます。
ドメインは自分だけで勝手に作れない
独自ドメインは、自分のパソコンやWebサイトの設定だけで作成することはできません。
ドメインの登録や管理を行っている会社へ申し込み、正式に登録する必要があります。
専門的には、利用者からドメインの申し込みを受け付ける会社を「レジストラ」と呼びます。ドメイン全体の登録情報を管理する組織は「レジストリ」と呼ばれます。
初心者の場合は、どちらも無理に覚える必要はありません。
まずは、次のような流れで独自ドメインを取得すると考えれば十分です。
ドメイン管理会社のサイトを開く
使いたい文字列が空いているか検索する
取得できるドメインを選ぶ
必要な料金を支払って申し込む
レンタルサーバーなどへドメインを設定する
契約期間が終わる前に更新する
「お名前.com」も、独自ドメインの申し込みや管理ができるサービスの一つです。
同じドメインを複数の人は使えない
同じドメインを、複数の人が同時に使うことはできません。
基本的に、先に登録した人が使用できます。
たとえば、使いたい「example.com」がすでにほかの人によって登録されている場合、同じドメインを新しく取得することはできません。
Example Domainリンク先を開くその場合は、文字列を変えたり、「.com」ではなく「.jp」や「.net」を選んだりする必要があります。
ブログ名やサービス名が決まっている場合は、希望するドメインが空いているか早めに確認しておくと安心です。
独自ドメインは買い切りではない
独自ドメインは、一度料金を支払えば永久に使える買い切りの商品ではありません。
通常は1年ごとなど、決められた期間で更新します。
更新をやめたり、更新料金を支払わなかったりすると、そのドメインを使えなくなる可能性があります。
Webサイトだけでなく、独自ドメインを使ったメールアドレスも利用できなくなるため、取得後の管理が重要です。
独自ドメインと無料ブログの違い
無料ブログでは、サービスを運営している会社のドメインを借りる形でURLが発行されます。
たとえば、次のようなURLです。
ユーザー名.example.com
example.com/ユーザー名/独自ドメインを取得すると、次のような自分専用のURLを使えます。
example.com
example.jp無料ブログのURLは、そのブログサービスを利用している間だけ使えるものです。
サービスを退会したり、サービス自体が終了したりすると、そのURLを使えなくなる可能性があります。
一方、独自ドメインは、更新を続けている限り自分で管理できます。
レンタルサーバーやブログシステムを変更しても、設定を移せば同じURLを使い続けられます。
ウェブで稼ぐなら独自ドメインが実質必須といえる7つの理由
1. 覚えてもらいやすいURLを作れる
ブログ名やサービス名に合った短いドメインは、読者に覚えてもらいやすくなります。
名刺、SNS、動画、チラシなどでWebサイトを紹介するときも、内容と関係のあるドメインなら、どのようなサイトなのか伝わりやすくなります。
URLを口頭で伝える場合も、短く分かりやすい独自ドメインのほうが便利です。
2. サイトの信頼感を高めやすい
独自ドメインを使うと、運営者がきちんと管理しているサイトであることを伝えやすくなります。
特に、次のようなサイトでは独自ドメインが役立ちます。
会社やお店の公式サイト
個人事業のサービスサイト
仕事用のポートフォリオ
商品やサービスを紹介するブログ
問い合わせを受け付けるサイト
ただし、独自ドメインを取得しただけで、サイトの信頼性が保証されるわけではありません。
運営者情報、問い合わせ先、プライバシーポリシーなども用意して、読者が安心して利用できるサイトにすることが大切です。
3. サービスを変えても同じURLを使いやすい
無料ブログからWordPressへ移る場合、無料ブログから提供されたURLは、基本的にそのまま持っていくことができません。
一方、独自ドメインなら、サーバーなどの設定を変更することで、同じURLを使い続けられます。
これまで読者に案内してきたURLや、ほかのサイトから貼られたリンクを守りやすいことは、長く運営するうえで大きなメリットです。
4. 自分のブランドを育てやすい
独自ドメインは、ブログ名やサイト名と同じように、自分のブランドの一部になります。
ブログ、SNS、メールアドレスなどで同じ名前を使えば、活動全体にまとまりを持たせられます。
最初は個人ブログとして始めても、将来は次のような活動へ広がるかもしれません。
商品を販売する
オンライン講座を始める
仕事の依頼を受ける
自分のサービスを紹介する
会員向けのコンテンツを作る
長く活動を続けたい場合は、早い段階で独自ドメインを取得しておくと、同じ名前とURLを育てていけます。
5. 自分専用のメールアドレスを作れる
利用するレンタルサーバーなどによっては、独自ドメインを使ったメールアドレスを作れます。
info@example.com
contact@example.comWebサイトとメールアドレスの名前をそろえられるため、仕事用の連絡先や問い合わせ窓口として使いやすくなります。
無料メールとは別に、サイト専用のメールアドレスを作りたい場合にも便利です。
6. 広告やアフィリエイトを管理しやすい
独自ドメインとレンタルサーバーを使ったサイトでは、広告を貼る場所やページの作り方を自分で決めやすくなります。
無料ブログでは、運営会社の広告が表示されたり、利用できるアフィリエイトサービスが限られたりすることがあります。
アフィリエイトやGoogle AdSenseで収益化したい場合は、次の点を確認しておきましょう。
商用利用が許可されているか
アフィリエイト広告を掲載できるか
AdSenseの広告コードを設置できるか
ページのHTMLを編集できるか
運営会社の広告が表示されるか
独自ドメインを設定できるか
AdSenseではURLの形にも注意が必要
Google AdSenseへ通常のサイトを登録するときは、記事ごとのURLではなく、基本的にドメイン単位でサイトを追加します。
たとえば、次のようなURLです。
example.com一方、無料ブログでは、次のように利用者ごとの文字列がURLの後ろに付く場合があります。
example.com/ユーザー名/この「/ユーザー名/」のような部分を含むURLは、通常のサイトとしてAdSenseへ登録できない可能性があります。AdSenseは基本的に「example.com」のようなルートドメインしか登録できないからです。
そのような無料ブログでAdSenseを利用したい場合は、独自ドメインが実質的に必要になることがあります。
また、無料ブログ側で次の条件を満たしていることも必要です。
AdSenseの広告コードを設置できる
広告掲載が利用規約で認められている
自分でサイトの内容を変更できる
Googleによるサイトの確認を受けられる
Bloggerでは独自ドメインがなくても申し込める
GoogleのBloggerは、AdSenseのホストパートナーといわれるサービスです。
Bloggerで使われる「○○.blogspot.com」のブログには、通常のWebサイトとは別の申し込み方法が用意されています。
そのため、Bloggerでは独自ドメインが必須ではありません。
Blogger以外にも、サービス側がAdSenseに対応している場合や、利用者ごとのサブドメインを登録できる場合があります。
無料ブログによって仕組みが違うため、「無料ブログなら大丈夫」と考えず、利用するサービスの最新情報を確認しましょう。
Google公式でも、通常登録するサイトURLには「/ページ名/」などを含められない一方、Bloggerなどのホストパートナーは別の方法で申し込むと案内されています。
参考:
7. 長くサイトを育てられる
独自ドメインを使い続ければ、公開した記事、ほかのサイトからのリンク、サイト名の知名度などを、同じURLに積み重ねられます。
サーバーやブログシステムを変更しても、独自ドメインを移せば、読者に案内するURLを維持できます。
ただし、独自ドメインを取得しただけで、検索結果の順位が上がったり、すぐに収益が出たりするわけではありません。
独自ドメインは、ウェブで稼ぐための土台です。
独自ドメインを取得することがゴールではありません。取得したドメインを使い、役立つサイトを長く育てることが重要です。
独自ドメインの年間更新料はいくら?
独自ドメインの更新料は、「.com」「.jp」など、ドメインの最後に付く文字によって変わります。
「お名前.com」の主な年間更新料は、記事作成時点ですがおおよそ次のとおりです。大体の値段です。
ドメイン | 年間更新料の目安 |
|---|---|
.com | 約1,400円 |
.net | 約1,600円 |
.org | 約1,600円 |
.jp | 約3,100円 |
.blog | 約3,100円 |
キャンペーン、登録した時期、ドメインの種類などによって変わる場合があります。
また、「お名前.com」では表示された更新料金に「サービス維持調整費」が加算される場合があります。
そのため、実際に支払う金額は、表の金額より少し高くなる可能性があります。
最新の料金は、申し込み画面や管理画面で確認してください。
一般的な「.com」なら、ドメインだけで年間2,000円前後を見ておけば、大きく外れにくいでしょう。
「.jp」や一部の新しいドメインでは、年間3,000円から5,000円以上かかることもあります。
取得料金が0円でも、2年目以降の更新料金が0円とは限らないため、最初の料金だけで選ばないことが大切です。
独自ドメインを取得する前に確認したいこと
取得料金だけでなく更新料金も確認する
独自ドメインには、最初に支払う取得料金と、翌年以降に支払う更新料金があります。
初年度は0円や数百円で取得できても、2年目から通常の更新料金がかかる場合があります。
申し込む前に、次の費用を確認しましょう。
初年度の取得料金
2年目以降の更新料金
ドメインを別の会社へ移すときの料金
オプションサービスの料金
レンタルサーバーとのセット条件
キャンペーン終了後の料金
サービス維持調整費などの追加料金
初年度の安さだけでなく、数年間使った場合の合計金額を考えて選ぶことが大切です。
Whois情報の公開代行を確認する
ドメインの登録情報は、「Whois」という仕組みで管理されています。
個人でドメインを取得する場合は、自分の情報の代わりに、ドメイン管理会社の情報を表示する「Whois情報公開代行」を利用できるか確認しましょう。
申し込む前に確認したいのは、次の点です。
個人の情報がそのまま公開されないか
Whois情報公開代行を利用できるか
追加料金が必要か
対象外となるドメインがないか
問い合わせがあった場合にどう連絡されるか
公開される情報や保護方法は、ドメインの種類や管理会社によって異なります。
Whois情報公開代行は、個人情報の公開を抑えるための機能です。ドメインの乗っ取りを防ぐ機能とは別なので注意しましょう。
自動更新を設定できるか確認する
独自ドメインには有効期限があります。
更新を忘れると、Webサイトや独自ドメインのメールが使えなくなる可能性があります。
場合によっては、使っていたドメインをほかの人に取得されることもあります。
ドメインを取得したら、自動更新を設定しておくと安心です。
ただし、自動更新を設定していても、登録しているクレジットカードの有効期限が切れていると更新できない場合があります。
次の情報も定期的に確認しましょう。
自動更新が有効になっているか
支払い方法が有効か
登録メールアドレスが現在も使えるか
更新のお知らせが迷惑メールに入っていないか
ドメインプロテクションを確認する
ドメインプロテクションとは、ドメインの重要な設定を勝手に変更されにくくする機能です。
名称や内容は管理会社によって異なりますが、次のような変更を制限できる場合があります。
ドメインの登録情報を変更する
ネームサーバーを変更する
DNSの設定を変更する
ドメインを別の管理会社へ移す
自動更新などの重要な設定を変更する
変更するときに、登録者による承認や追加の本人確認が必要になるサービスもあります。
独自ドメインを乗っ取られると、サイトが表示されなくなるだけではありません。
別のサイトへ転送されたり、独自ドメインのメールを悪用されたりする可能性もあります。
特に、広告やアフィリエイトで収益が発生しているサイトでは、ドメインを守ることがサイト全体を守ることにつながります。
「ドメインプロテクション」という名前だけで判断せず、何を保護できるのか、追加料金が必要かを確認しましょう。
管理画面の2段階認証を設定する
ドメインプロテクションを利用していても、ドメイン管理会社のアカウントへ不正ログインされると危険です。
管理画面で2段階認証を利用できるか確認し、ドメインを取得したら忘れずに設定しましょう。
あわせて、次の対策も必要です。
ほかのサービスと同じパスワードを使わない
長く複雑なパスワードを設定する
登録メールアドレスや電話番号を最新にする
復旧方法や問い合わせ先を確認する
身に覚えのない変更通知を放置しない
収益化するサイトでは、少なくとも次の4つを確認しておくと安心です。
Whois情報の保護
ドメインプロテクション
2段階認証
自動更新
私が使用しているのは「お名前.com」
ここまで紹介したように、独自ドメインを選ぶときは、最初の取得料金だけでなく、管理や安全のための機能も確認することが大切です。
私が独自ドメインの管理に使用しているのは「お名前.com」です。
「お名前.com」では、次の機能が用意されています。
Whois情報公開代行
ドメインの自動更新
ドメインプロテクション
管理画面の2段階認証
ネームサーバーやDNSの管理
Whois情報公開代行を利用すると、自分の情報の代わりに、「お名前.com」が用意した情報をWhois上へ表示できます。
新しくドメインを登録するときは自動で設定されますが、ドメインの種類によっては利用できない場合があります。
ドメインプロテクションでは、ネームサーバー、DNS、登録者情報、自動更新などの重要な設定変更を制限できます。
「お名前.com」のドメインプロテクションは、1ドメインあたり年間1,078円(税込)と案内されています。別途、サービス維持調整費が加算される場合があります。
また、ドメインプロテクションは、申し込んだだけですべてが保護されるわけではありません。申し込み後に、保護したい項目を自分で設定する必要があります。
管理画面の2段階認証では、メールまたはSMSで届く認証コードを使用できます。ドメインを取得した後は、忘れずに設定しておきましょう。
対象ドメインは1年目0円の場合がある
「お名前.com」では、対象ドメインを1年目0円で取得できるキャンペーンが行われていることがあります。
.com、.net、.jp、.xyzなどが0円の対象になる場合がありますが、対象ドメイン、個数、期間などには条件があります。
レンタルサーバーと一緒に申し込むと、対象ドメインの更新料金が無料になる特典もあります。
ただし、「1年目0円」や「更新料金無料」であっても、次の料金まで全部無料になるとは限りません。
2年目以降の通常更新料金
レンタルサーバーの利用料金
ドメインプロテクション
その他の有料オプション
サービス維持調整費
キャンペーンの内容は変わることがあるため、申し込む前に現在の取得料金、更新料金、適用条件を確認してください。
使いたいブログ名やサービス名が決まっている場合は、まず希望するドメインが空いているか確認してみましょう。
参考:
独自ドメインはどんな人に向いている?
独自ドメインは、次のような人に向いています。
ブログを長く続けたい人
アフィリエイトを始めたい人
Google AdSenseを利用したい人
仕事用のWebサイトを作りたい人
お店やサービスの公式サイトを作りたい人
自分の名前や活動名を広めたい人
将来、サーバーやブログサービスを変える可能性がある人
趣味の記録を一時的に公開するだけなら、無料ブログから始める方法もあります。
また、Bloggerのように、独自ドメインを取得しなくてもAdSenseへ申し込めるサービスもあります。
一方、自分のブログやWebメディアを長く育てて収益化したい場合は、最初から独自ドメインを取得しておくと安心です。
後からURLや記事を移す手間を減らし、利用する広告サービスも自分で選びやすくなります。
独自ドメインを取得したら必要になるもの
通常は、独自ドメインを取得しただけではWebサイトを公開できません。
一般的には、次のものを組み合わせて使います。
独自ドメイン
レンタルサーバー
WordPressなどのブログシステム
SSLの設定
サイトに掲載する記事や画像
レンタルサーバーによっては、契約中は独自ドメインを無料で利用できる特典や、WordPressを簡単に始められる機能があります。
ただし、特典を利用するための条件はサービスごとに異なります。
契約期間、更新料金、解約した場合のドメインの扱いまで確認して選びましょう。
まとめ
独自ドメインは、自分のパソコンやWebサイトで勝手に作れるものではありません。
お名前.comなどのドメイン管理会社へ申し込み、正式に登録してから使用します。
独自ドメインは、すべての収益化方法で絶対に必要なものではありません。
Blogger、YouTube、SNSなど、独自ドメインがなくても収益化できるサービスはあります。
しかし、自分のブログやWebメディアを長く育て、アフィリエイトやGoogle AdSenseで収益化していくなら、独自ドメインは実質的に必須と考えてよいでしょう。
独自ドメインには、次のようなメリットがあります。
覚えてもらいやすいURLを作れる
サイトの信頼感を高めやすい
サービスを変えても同じURLを使いやすい
自分のブランドを育てやすい
専用のメールアドレスを作れる
広告やアフィリエイトを管理しやすい
長くサイトを育てられる
一般的な「.com」であれば、年間更新料は約1,400円が目安です。ただし、サービス維持調整費などが加算されることがあるため、年間2,000円前後を考えておくとよいでしょう。
「.jp」では年間約3,100円が目安です。ドメインの種類によっては、年間5,000円以上かかるものもあります。
独自ドメインを取得するときは、初年度の料金だけで決めないことが大切です。
更新料金、Whois情報公開代行、自動更新、ドメインプロテクション、2段階認証なども確認しましょう。
独自ドメインは、取得して終わりではありません。
長く育てる収益化サイトでは、個人情報を守り、ドメインを失わないための設定まで行っておくことが重要です。
使いたい名前が決まっている場合は、まず希望するドメインが空いているか確認するところから始められます。